こんにちは、村川真一です。
エチオピアの家庭では、近所の人を招いてコーヒーセレモニーという儀式を行います。
今日はその全貌をお伝えしたいと思います。

レストランのコーヒーセレモニーを行う一角。
草原を意識して自然の草が床に撒かれていますが、プラスチック製のものもよく使われます。
家庭の場合も規模の差はありますが、だいたいこのような感じです。
イスに参加者が座り、乳香から作られた香を焚いたら、コーヒーセレモニーの始まりです。

まず、水洗いしたコーヒーの生豆をフライパンで炒ります。

時折ゴミを取りながら、色が濃くなるまで炒ります。

つぎに、炒った豆を杵と臼で粉にします。
日本でいうエスプレッソ用の豆と同じくらいの細かさになるまで潰します。


そして、ジャバナという陶器製ポットに水とコーヒー粉を入れて、火にかけます。

沸騰したらカップにコーヒーを注ぎ、それをまたジャバナに戻すという動作を数回行います。

そうして、おいしいコーヒーの出来上がりです!
3杯飲むのが正式マナーとされ、最初から最後まで2時間以上かかることもあります。
□最後に
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コーヒーセレモニーで淹れられたコーヒーは、まろやかかつ複雑な味わいで、何度でも飲みたくなります。
陶器製の割れやすいジャバナを使って、じっくり手間をかけて淹れられたコーヒー。
コーヒーを淹れる人の優しさやホスピタリティーも味に沁み込んでいるのかなと思いました。
ではでは。
Au revoir :-)